先月、11月8日にWPAC(Wood Pellet Association Canada:カナダペレット協会)のGordon Murry事務局長とFahime Yazdan Panah技術研究開発部長の二名と都内で会食しました。
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会食には日本木質ペレット協会の岡本会長ならびに、森林総研の吉田室長も同席されました。我々3名はSBFJ(固体バイオ燃料国際規格化研究会)の幹事として、ISO TC238におけるPメンバー化に向けて活動しており、今回は吉田さんの呼びかけで会食に参加させていただきました。

私とGordonさんとはもう15年くらいの付き合いで、Kenとは世界のあちこちで会うね、と言っていましたが、まったくその通りです。彼はENプラス認証を行っているEPCのメンバーでもあり、インナーサークルの重要人物といえます。

一方、Fahimeさんとは、今年4月にオーストリアのWelsで開催されたEuropean Pellet Conferenceで初めて同席させていただきました。といっても、お互いウェブでしたが。彼女はペレット貯蔵のOff-gasに関する世界的な先駆者で、PhDとしてBritish Colombia大学で研究もされています。

Gordonさんに、どうやってこのような優秀な人材を発見したの?と聞いたら、そうなんだよと単に笑っていましたが、日本ではこういった研究者がほとんど居ませんので、この辺りの層の厚さ、薄さが国際的な競争力の差になっているような気がします。

そのFahimeさん、来日は初めてだそうで、生魚とお箸に苦労されていました。今回の来日はカナダの農水大臣の訪日への随伴だったということで、非常に短い滞在でした。

珍しく、というと表現がヘンですが、お土産をいただきました。
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なんと、メープルシロップにメープルシロップ入りのチョコ。

後日、パンケーキにかけていただきました。
美味しかったです。ありがとうございました。
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肝心の話の内容は、カナダにおけるペレット産業の動向、そして日本の状況でした。

世界的なエネルギー危機の問題はカナダでは発生していないそうです。確かに、天然ガスを自前で生産していますし、この前まではペレットの原料を乾燥させるのに天然ガスを使っていたくらいですから。

欧州の状況は大変気になっているようでしたが、ペレットの大口の供給はたいてい長期契約になっている為、スポット的に欧州で品切れが起こって価格が高騰していても、生産国がそれに対応できるかというとそうでもなく、特にカナダは資源的な制約もあるので、落ち着くまで様子見という感じでした。

TC238については、来年の年次会議がカナダで開催されるため、彼らはホストとして忙しくなりそうでした。

日本の立場(PかOか)については、どうしてPメンバーにならないのか不思議で仕方ない、という感想で、ま、そうですよねと日本勢。

私からは、ISO規格が燃料の輸出国にとって重要という側面があり、純輸入国の日本としてはISOの決定事項を粛々と受け取るだけという立場の違いや、TC238は主に熱利用を対象にしているという背景もあるのではと申し上げましたが、Fahimeさんは明確に否定していました。

日本の関係者を本気にさせて、ワールドカップみたいに熱意をもってTC238に参加してもらうには何が必要なのか、もう少し考えねばなりません。